2011年12月31日

今年一年の個人的振り返りとか

今年は3月11日の大震災前と後ではまるで気分とか価値観まで違っていることを、自分の書いた駄文のこのあたりを読み返しながら感じているところ。

函館のホテルで夢中で書いた、都響の一行は無事であるという記事から消息を知って安心していただいたと、とある都響のお客様から伺ったんだけどホント嬉しかったです。

記事を読み返すと、震災後の気分の落ち込みを強烈に思い出した。1ヵ月ほとんど何も仕事が無く、自分は、また自分のやっている仕事は本当に世に必要とされているのかとずっと考える毎日。

でもマスコミやネット上から得られる情報で見聞きした限り、被災者の皆さんは本当に力強く、一歩ずつ前へ進もうとされているのを知り、逆にこちらが力づけられたり。

震災後しばらくは出番もなく悶々としながらも、徐々に演奏会が増えてきて、今では少なくとも首都圏はほぼ元に戻りましたね。

相変わらず福島第一原発事故の影響で放射能汚染のことが気がかりではあるんだけど、とにかく今の自分の周りは表面的には元に戻った。これは本当に奇跡的なことだと思います。

今年後半は郡山や会津若松など福島県へ演奏で伺うことが多くて、地元の方々の生活ぶりをみるにつけ、僕たちも頑張っていかないといけないなと言う思いを強く持ちました。なにより子供たちからもらった僕たちの演奏に対する感謝の言葉は、思い出すだけで胸が熱くなります。

音楽家は音楽家。やっぱり良い音楽を心を込めて奏で続けることが一番大事だという気持ちを強くした年の瀬です。



皆さま今年一年ありがとうございました。駄文長文不定期更新ながら、何となく続いております当欄も、2000年2月にTripodの日記として始まってからもうすぐ丸12年が経ちます。

日記、ブログ、掲示板、mixi、震災前後のTwitterや、このところのFacebookと、ネット上の個人の情報発信やコミュニケーションのツールは変わって来て、当欄のページビューもだいぶ減ってきた感じではありますが、僕にとっては、誰でもアクセス可能な、ここでの書き込みとそれに対していただく反応というのが一番しっくり来るし大事にしたいなと思います。


年が明けて少ししたら、少々サイトのリニューアル(デザインよりも更新と言う感じか?)したいと考えています。どうなるかわかりませんが、これからもどうぞよろしくお願いします。


それでは皆さま良いお年をお迎えください。また来年もどうぞよろしくお願いします。


古賀慎治

posted by こが@管理人 at 15:33| Comment(2) | TrackBack(0) | Weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京メトロポリタントロンボーンカルテット(TMTQ)「ララバイ」を当欄よりお買い求めの方々にお詫びとお知らせ

メールでお買い求めいただいた皆さまへ寄付終了のお知らせすると言っておきながら、そのままになってしまい申し訳ありませんでした。

先日CDの売上代金の10パーセントに僕からの寄付金をあわせまして、3万円を寄付させていただきました。

ご協力ありがとうございました。

寄付させていただく団体などをいろいろと考えさせていただいておりましたが、こちらの

「被災地へピアノをとどける会」
http://www.piano-donation.org/


へ送金させていただきました。

僕たちが小さい頃、幼稚園や学校などで初めて直に耳にした楽器、また音を出してみた楽器ピアノを、再び被災地の皆さんの身近に置いて欲しいなと思い、会の趣旨に賛同させていただきました。

「被災地へピアノをとどける会」様からの領収証はこれです(JPEGファイル)
支援者一覧の9月15日S.Kと言うのが僕です。


支援団体は他にもたくさんありましたが、いろいろ考えた末こちらの会にお願いしました。


TMTQの「ララバイ」をお買い求めいただいた皆さまのメールやアドレスなど、実はGMAILのアカウントごとうっかり削除してしまいこんな形でのお知らせになってしまいました。大変申し訳ありませんでした。どうぞご了承ください。

まだまだ多くの方々が避難生活を余儀なくされています。一日も早く復興されることを願っております。僕はこれからも微力ではあっても支援の気持ちを忘れないようにしたいと思います。

(「被災地へピアノをとどける会」へのリンクを右のカラムに追加させていただきました。)
posted by こが@管理人 at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月13日

第五回日芸トロンボーンアンサンブル定期演奏会


image-20111213144816.png
今日の19時開演なので告知にもなっていませんが、西武池袋線大泉学園駅北口すぐのゆめりあホールで5回目のアンサンブル定期演奏会です。エワイゼンのファンタジーとダブルフーガ、高嶋圭子さんの古都三景、村田陽一君編曲、僕がソロを吹かせてもらうHappy Christmas とHave Yourself a Merry Christmass 、あとはチェイスのパッサカリア、他です。それからチェイスは人手不足なので9番パートを吹きます。お時間のある方はぜひに。

では頑張ります。


posted by こが@管理人 at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月11日

紀尾井シンフォニエッタ定期 + 月食

紀尾井シンフォニエッタ東京の定期に出演させていただきました。今回も1曲のみなので、メンバーの皆さんには悪いなーと思いつつ、さっさと帰ってきました(笑)

指揮はジャン=ピエール・ヴァレーズさん、ピアノはエリック・ル・サージュさん。

プログラムは、
ラヴェル:クープランの墓
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
フォーレ:マスクとベルガマスク
ビゼー:交響曲ハ長調

で、僕はラヴェルのピアノコンチェルトのみ。ラヴェルのピアノコンチェルトは僕が生まれて初めて伴奏オケで吹いたピアノコンチェルトで、しかも今までいろんな曲を演奏してきたけど、やっぱり2楽章は感傷的な気分にさせてくれ、とても好きなのです。もちろん全曲を通じて好きなのですが、2楽章はやっぱりいいですね。

ピアノのエリック・ル・サージュさん、書くべき言葉が見つからないほど、繊細で色彩感に富んだ音色で素晴らしかったです。アンコールのドビュッシー(曲名分からず)もいつまでも聴いていたい衝動に駆られるような演奏でした。本番後には、思わずロビーに走ってCDを2枚購入しました。いや、ホント素晴らしい演奏に出会えて幸せなステージでした。

_______

夜は天気が良かったこともあり、皆既月食の天体ショーをカメラを構えながら観賞。寒かったけど、ホントよく見えました。
R0013025.JPG
RICOH GXR A12 50mm ISO 200 f/5.6 1秒

かなり無理して撮ってます(笑)。トリミングズームで、最初からVGAサイズです。あー望遠レンズも欲しいなぁ。GXR用には無いけど、、、
posted by こが@管理人 at 01:03| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月09日

ザハール・ブロン氏マスタークラス

明日10日までの予定で東京都、東京文化発信プロジェクト室、ミュージック・ウィークス・イン・トーキョー実行委員会主催によるザハール・ブロンさん(ヴァイオリン)のマスタークラスが開催されています。ほんの少しの時間ですが、聴講に行きました。料金は1000円です。明日時間のある方はぜひ。公式サイトは
http://www.mwit.jp/academy.html#Bron

ブロンさんはヴァイオリンの先生としてここに書くまでもなく世界的な方で、ベルリンフィルのコンサートマスターに就任した樫本大進さんや、庄司紗矢香さん川久保賜紀さんの先生としても有名なお方です。

トロンボーンの僕が何故聴講させてもらったかというと、それはだいぶ前に樫本大進さんのレッスンの模様をテレビで見て、大変感銘を受けたから。楽器特有のテクニックの話はわからないところもありますが、音楽やっているなら大変勉強になります。

それから、僕が大学時代についていたアロイス・バンブーラ先生のレッスンと同じ匂いがしたからというのが大きな理由です。トロンボーンのリンドバーグさんのレッスンを受けた時も同じ匂いを感じました。

言葉では上手く表現出来ないのですが、西洋音楽を相手に一生懸命伝えようとするときに出てくるオーラみたいなものかもしれません。

ひとフレーズ、いや、もっと細かく一音一音、実際に先生が目前でお手本を示されて、生徒はそれを聞いて何度も何度も真似ながら、だんだんと先生の意図を表面からより深く理解していくという過程を目の当たりにして、長年忘れていたことが鮮やかに蘇ってきました。

それにしても受講生のお二人、プロフィールは書いてなかったけど、上手いなぁ。だからこその素晴らしいレッスンでした。
posted by こが@管理人 at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月06日

立ち食い蕎麦

当欄ではラーメンのことを良く話題にするので、僕はしょっちゅうラーメンを食べていると思われているかも知れませんが、実はそうではありません。確かにラーメンは好きですがね、体のことも考えないと。。

立ち食い蕎麦(うどん)は日本を代表するファーストフード。実は外食の内、お蕎麦を食べる頻度はかなり高いです。特に一人の時は立ち食い蕎麦よく行きます。駅の中にあるところが一番利用するんだけど、街中にあるお店にもよく行きますね。上野なら「かのや」と「つるや」。

この前の新宿文化センターでの第九は15時開演。よって、ちょっと遅めの昼食を求めて歌舞伎町をトロンボーン3人で彷徨いました。新宿文化センター近辺は日曜日は飲食店が開いていないのでちょっとしたお散歩になりました。

だいぶ歌舞伎町のディープなあたりをウロウロしているうちに、小田桐さんが街にたくさん立っている呼び込みのお兄さんの一人に「この辺で美味しい蕎麦屋さんない?」と尋ねたところ、親切にも自信を持ったお答えをいただきました。

それが「いわもとQ」というなんとも変わった名前のお店で、場所は歌舞伎町のど真ん中、新宿区役所の裏あたり。24時間営業と言うことなので、時間帯によってはすごいことになっているんだろうなと想像がつきます。

立ち食い蕎麦はどこのお店に行っても味とか値段とか、だいたいこんなものだろうなと言う常識みたいなのがあって、どこのお店に入っても大きく裏切られることはありません。逆に大きく感動することも無いわけで。まぁほとんど想像の範囲内です。

ところが「いわもとQ歌舞伎町店」は「ありえないお店を目指す店」と謳っているだけあってびっくりしました。僕は気がつかなかったのですが、食べログによると店内製麺機で麺の打ち立て、茹で立て、そして天ぷらは揚げたて(忙しい時間は作り置きもあるとのこと)。これが徹底しているのでそれだけでも美味しいのですが、おつゆがまた鰹の香りが効いていて本当に美味しい。しかもかけそば、盛りそばなら280円。注文から出来上がりまではちょっと時間がかかります。

いやはやびっくりです。立ち食い蕎麦はこんなものという常識は一気に吹き飛びました。都内にあと2店舗あるようなので、気になった方は何かのついでに是非どうぞ。もし上野にあったらスタバより確実に行ってしまいそう(笑)。


[関連ページ]

いわもとQ公式サイト

食べログのページ

gori.sh's 立ち食いそば紀行
posted by こが@管理人 at 02:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月01日

音教とビリーブとアンパンマンのマーチ

気がつけばはや12月。都響は今日が先月24日から続く(途中1日の休日)の音教シリーズの最終日。さすがに疲れもピークな感じ。しかも昨日から12度も気温が下がるという予報で生憎の雨。いや、そんな寒い日でも子供たちは元気に聴きに来てくれるので、頑張りますよ。

こんなに長く音教が続くのも珍しいけど、途中で指揮者と司会者が交代して例えば両端がAシリーズで真ん中にBシリーズみたいな感じ。

いつもは朝岡聡さんの見事な話術で楽しい演奏会を演出されるんだけど、今回はもうお二人、山田美也子さんと江原陽子さんが交代で司会を担当されました。それぞれ個性的で素敵な音楽会になりました。お二方ともテレビなどでご活躍されている方々。

司会者が代わって、お話の内容から客席の雰囲気、そして演奏までもが変わるというのは、初めての経験で楽しかった。また一つ物知りになった感じがします。

杉本竜一さん作詞と作曲の“BELIEVE”という歌だけど、多くの音教で、会場のみんなと歌おうという感じで演奏する曲で、今回山田美也子さんが、とっても優しい口調ではじめに歌詞を朗読してくださった。
因みに歌詞はコチラ↓↓

『BELIEVE』の歌詞

改めてと言うか、今回ハッとさせられたんだけど、今読むと実にグッと来る素晴らしい内容だと思いません?杉本竜一さんは大学の先輩なんだけど、ホント素晴らしい歌ですね。“上を向いて歩こう”などと並んで、今だからこそもっともっと注目されてもいいのになぁと思いましたよ。大震災が想像すら出来なかった頃に出来た歌なんですよね。

山田さんの語りがまた本当に優しいので、演奏もいつも以上にあったかい音楽になっていたと思います。それからどこの会場だったかチト忘れましたが、会場で一生懸命手話通訳してくださっている方が視界に入り、ちょっと泣きそうにもなりました。いや、良い経験させていただきました。

昨日の江原さんは、アドリブのビリッと効いた楽しいお話をされるので、これまた楽しかったです。練馬区の子供たちも大喜びでした。鑑賞教室と言えど、司会の方の力って大きいんだなと思いました。お三方ともさすがのプロフェッショナルの仕事です。


『アンパンマンのマーチ』の歌詞

で、何故かここでアンパンマンのマーチ。コレと言った強い理由がある訳じゃないのですが、ご存じない方は是非ご一読を。ちょっとシュールで、とても子供向けのアニメの主題歌とは思えません。チョイチョイこの歌詞の話題を見かけるのですが、なんだか深いですね。

アンパンマンのルーツについていろんな興味深いエピソードがあるようですが、それはまたの機会にでも。いずれにしても、子供の見る作品だからと軽く作るのではなく、本気で作られた作品は、大人になっても楽しめる普遍性を持った作品になるんですね。村田兆治さんが「子供たちの前だからこそ本気で投げなければならない」とおっしゃっていましたが、僕たちも例え疲れていようと、本物の音を鳴らさないといけないと思います。

長かったですけど、今回はそういうまとめということで。

(追記)
帰宅したらNHK爆問学問でやなせたかしさんの特集やっててビックリ(^ ^)
posted by こが@管理人 at 22:07| Comment(3) | TrackBack(0) | オーケストラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする