2009年10月22日

続・マウスピースの話

毎度のお約束、僕個人的なことなので、皆さんの参考になるかどうかはわかりませんが、僕自身のマウスピース選び、その後の話です。

当欄5月24日の記事に書いたように、なんと1994年から約14〜5年メインというかほぼこれ一本で仕事をこなしてきた「STORK CUSTOM NY 6 1/2 AL」が、だいぶメッキが剥げてリムの口当たりもちょっとなあというのが気になってきたので、思い切ってメッキのかけ直しに出した。

R0011390.JPGメッキかけ直しが出来上がって来るまでのメインになるマウスピースをちゃんとひとつに決めるというのが自分の中での決めごとだったわけだけど、5月頭より使い始めたベストブラスのグルーヴシリーズ「TB-L-6C」が思いの外違和感なく好印象で吹けたので約半年にわたって使って来た。マウスピースはパッと吹きの第一印象も大事だけど、かのリンドバーグ氏の言葉を借りると、リムと体の筋肉や感覚が馴染むのに3ヵ月位はかかるそうな。僕も経験としてそう言う印象を持っています。と言うことなので意識的にグルーヴ6Cをこの半年使ってきた。

途中4 Bone Linesのライブでは、サウンド的にメンバーからの評判が思わしくなかったのでSTORKに戻した事もあったけど、他はほぼすべての本番でグルーヴ6Cを使用。グルーヴは本当に良くできたマウスピースというのが正直な感想。途中からトロンボーン本体への差し込み具合をきつくするようにしてみたんだけど、かなり印象が変わった。要するにマッピとレシーバーが僅かに合っていなくて、少々がたつく状態なんだけど、きつく入れるとがたつかなくなる。でもまあ誤差の範囲だと思う。開放感は相変わらずだけど抵抗がきつくなった。でもそれは時間とともに解消傾向。ダイナミックレンジの広さと息の入り方は特徴的。音色に関してはむしろ柔らかくなった感じ。予想外の挙動というか、コントロールミスは減った。ピアニシモのコントロールが非常に楽。サウンドの軽さはちょっと克服できなかったかなぁ。しかし自分で吹いて感じた印象と周りの人に聴いてもらった印象がほぼ合致するのは重要なポイント。


で、先週I塚さんに預けてあったSTORKが出来上がり手元に帰ってきた。金メッキも考えたがあれこれ相談の結果、銀メッキにしてもらった。初めの印象はあまり変化に気が付かなかったけど、やはり新品のような硬さが気になる。でもそれは使い込めばいずれ解消するでしょう。

で、マウスピース選びで陥りやすいのは迷うこと。“コレ”という一本、言い換えれば、信頼のおける一本が欲しいところで、ここ一週間ほどまさに迷っていたところ。運良く昨日は2年ぶりのさがブラスクインテットの本番があり、80分休憩無しというクインテットとしてはキツイ本番をSTORKで吹ききってみて、やはりこれだなと納得。STORKもグルーヴもどちらも良いのだけど、やはり最後はサウンド。それからニュアンスの自由度の高さとか音色の多彩さとか。

迷路に迷い込むのも趣味としては面白いものだと思うんだけど、仕事として信頼のおける道具というものには、迷いがあってはいけない。これからも大事に使っていきたいと思います。I塚さんにも結果報告しなきゃね。

ということで最終報告としたいと思います(^^)
posted by こが@管理人 at 01:40| Comment(6) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
14,5年ですか(@o@;)かなり長くお使いなんですね。驚きました(^^;)

私の住む所では品揃えがどうしても少ないので、購入後じゃないと相性がわからないんです。
そのため、都市部に比べて失敗が多い可能性は大きいと思っています。私も2回ほど失敗してますし(^^;)
幸いにも60CV(バス用)とシンフォニーD5.3(テナー用)と楽器の相性がばっちりなので、運が良かったと思ってます。
現に60CVは8年くらい愛用してます(^^)
Posted by 上ちゃん at 2009年10月23日 00:39
楽器店の少ない地方の方は大変ですよね。何か有益な情報をお伝え出来れば良いのですが、文字だけだと難しいデス。

僕は気に入ったモノを長く使うタチなので、楽器も20年を超えました(笑)。
Posted by こが@管理人 at 2009年10月23日 18:58
マッピの話、前回に引き続き、大変参考になりました。

生徒のがしっくりこず、探していたんですが、ベストブラスを取り寄せて吹かせたところ、良い感じだったので、当分ベストブラスで吹かせようと思います。

ストークNYも個体差は大きいんでしょうか?
私も1個持っていたのですが、結局、手放しました。

今は楽器に付属のバックのマッピになってしまいました。。
Posted by macky at 2009年10月24日 17:09
ストークNY6-1/2は2年経ちました。経ちました、だけで練習時間が短いのでようやく慣れてきました。
最初は奥さんが古賀さんのマッピに惚れましてストークから直接購入。
大きいマッピは苦手でも豊かな音、フォルテでも騒がしくない音に近付けるマッピだと思います。
国内で買うと高いのはもしもの時の保険料ですね(^.^)b
Posted by いちづか at 2009年10月27日 21:37
>mackyさん
生徒さんはベストブラスをお使いなんですね。長く使ってみて生徒さんにフィットすれば良いのですが。ストークは少なくとも僕の買った頃はハンドメイドでしたから、それなりのバラつきはありましたよ。バックの良さっていうのも捨て難いとおもいます。

>いちづかサン
サイズの好みは最近ではかなり多様化してきましたね。僕は基本的にずっと6ハーフ系統がお好みです。サウンド的にはもう少し何とかしたいなと常に思っていますが、どちらかと言うと楽器を替えるより自分の吹き方で何とかしたいなとおもいます。国内で買うと高いのは致し方ありませんね。その代わり選べますから、保険と言う感じですかね。
Posted by こが@管理人 at 2009年11月01日 18:18
僕もストークの同じモデルを使ってます。レッスンの先生が個人輸入したものを譲って頂きました。MPは5本持っていますが、やはりストークが一番です!!まだ吹いて一年(と言っても週1)なので、これから馴染んでくると思います。古賀先生と同じMPなんて嬉しいですね!
Posted by ソナス at 2013年12月27日 00:02
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