2007年12月15日

マエストロ・インバルのマーラー7番

練習から本番まで、とにかく密度の濃い時間だった。演奏は大変だったけど、終わった後の充実感はやはり何物にも代え難く、、、

冒頭テナーテューバの後藤文夫さん、確信に満ちた力強いキャラクターのソロが本当に素晴らしかったです。ブラヴィッシモでした。

久々にマエストロ・インバルと、かつてマーラーオケとして有名だった?都響のがっぷり四つ。かつてとしたのは、マーラーオケというイメージに反して最近の実情はオケの編成が様々な理由によって(メンバーの意に反して)小さくなってしまったことと、インバルさんが振りに来られなくなってから、相当数の楽員の入れ替わりがあったと言うことで。

都響がマーラーをたくさん演奏していた時期の最後の方で僕は都響に移籍したんだけど、先輩から後輩へこういうときはこう演奏するとか、こういう時のテンポやら間の取り方はこうしようとか、結構いろんな伝達事項がどこからともなく伝わってきます。それが伝統というものでしょうか。特に首席に座っているプレーヤーの方々で、ベルティーニさんやかつてのインバルさんの時代を知らない人もいます。しかしながら、今回はインバルさんによって、眠っていたマーラーオケとしての側面の目を覚まされた感じですね。

しかしまぁ練習はきつかった。曲が曲だけに仕方がないんだけど、しかもマーラーの7番はあまりやらないので、練習にはかなりの時間がかかります。でも無駄な瞬間は何もない。

僕自身は今回2回目。古巣の新日フィルで小澤さんで2回ぐらい本番がありました。入団間もない頃なので、20年近く前。2ndの席は確か現N響の吉川君だったか。それでもいろんなことは覚えていました。小田桐さんは都響でチクルスを何度も経験されていて、これで何度目だろう?と言う感じだそうです。僕も予習と練習の準備はするのですが、やはり経験値はかなり大事です。本番中、テンポがどう揺れるのか、先が読めるようになりますしね。経験値が高いと積極的な演奏が出来るようになります。

しかし都響にはまだまだマーラー経験値の高いプレーヤーが多いんですね。本番中にいろんなことが起こっても、アンサンブルは崩れません。マエストロ・インバルの指揮は複雑きわまりないマーラーの音楽が実に簡潔で明快に感じます。ゲネプロが公開だったので、そこでもシッカリ通したので、まるで2回本番だったわけですが、71歳になられるというインバルさんが一番お元気だったかな。マーラーの専門家というのも大曲ばかりで大変だと思います。

posted by こが@管理人 at 08:03| Comment(1) | TrackBack(2) | オーケストラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨晩はお疲れさまでしたm(_ _)m
80分の大曲で体力と集中力が要されたかと思いますが、「2回本番」をこなされたという疲労感を全く感じさせない皆様の演奏意識の高さに、とにかく感動しました!
テナーテューバのソロが始まった瞬間から、もう目も耳も離せなくなり、最後まで演奏に引き込まれました(>_<)
演奏側も聴衆側も、大変満足な演奏会だったと思います!
6番は伺えませんが、頑張って下さい(^-^)
Posted by Tina at 2007年12月15日 18:22
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