2012年02月02日

ハイレゾ音源のララバイ

東京メトロポリタン・トロンボーン・クァルテットの4作目のCDアルバムとなった「ララバイ」ですが、実はe-onkyo musicというサイトで高音質バージョンがダウンロード販売されています。

俗にハイレゾ音源とかHDサウンドと言われているようですが、CDよりもかなりの高音質で聴くことが出来ます。単純にデータ量で比べると、「ララバイ」全曲、CDだと475.1MBですがe-onkyo music のHDサウンド音源だと1.46GBにもなります。約3倍の情報量ということになります。

ハイレゾ音源とは以上のようにCDをはるかに凌ぐ情報量が記録されており、CDに比べてそのサウンドの豊かさ、臨場感、空間の広がり、空気感、サウンドのつややかさ、ぬくもり、ニュアンス、表情と言った僕たちが最も大切にする部分で明らかに勝っています。逆に言うと例えCDであってもプレーヤーが大切にするところで記録できない音の成分があると言うことです。iPodやWalkmanなどで聴く圧縮音源では普段慣れてしまって意外と気づかないものですが、比べて聴くとその音の無色な感じにびっくりします。

ハイレゾ音源についてはこちらのページで詳しく解説されています。またe-onkyo musicのHD高音質のしくみ解説のページはこちら。

Lullaby.jpgそれから、肝心のわが「ララバイ」のHD高音質版の購入ページはこちらから。

試聴も出来るし1曲ごとの購入も可能です。

ただ注意しなければいけないことがありまして、再生するのに必要な条件というのがあります。

Windowsパソコンでの再生には24bit/96kHzのWAVファイルに対応したプレーヤーソフトが必要で、じつは大丈夫かと思われたWindows Media Playerでは再生できませんでした。幸いiTunesが対応していたので、iTunesがインストールされていれば再生できます。24bit/96kHz WAVの他にも何種類かのファイル形式があって、iTunesでは再生不可なのもあるし、初心者にはちょっとハードルが高い気もしますが、「ララバイ」に関してはiTunesがあれば大丈夫だと思います。ただし、、、、iPodやiPhoneでは再生できません。PCでのみ再生可能です。

で、クレジットカード決済で全曲ダウンロードしましたが、1曲ごとにダウンロードの操作をしなきゃいけないのと、全部で1ギガ以上あるデータをダウンロードするので、結構時間がかかりました。

「ララバイ」の制作過程で、マイスターミュージックの平井さんに未編集のハイレゾ音源を聴かせて頂いたときに、そのサウンドのあまりの良さにメンバーみんな驚がくしました。粗が目立つのかと思っていたら逆にサウンドの豊かさと臨場感が素晴らしかった。原音に忠実にと言うのはこういうことかと。

後々どうにか聴けないものかなと思っていたらe-onkyo musicでのダウンロード販売を知って、他にもセアンセンのトロンボーンコンチェルト集ケニー・バロンのジャズピアノなど購入しました。いずれも素晴らしいサウンドが堪能できます。ただ残念なのはパソコンでしか再生できないので、うちではもっぱらヘッドフォンで聴いてます。iPodには仕方なくmp3にして取り込んであります。

普段、圧縮音源を聴く機会が多いのですが、こりゃいかんなと思います。CDも万能ではありません。

特に専門家を目指す若いプレーヤーたちは少しでも良い音を聴くようにしないと、良い音を作り出すことは出来ないでしょう。圧縮音源に染まってしまうのは良くないと思いますね。屋外で軽く楽しむ位ならまあ問題ないとは思いますが、良い音を聞き分ける鋭い感覚を常に磨かないといけないと思いますよ。
posted by こが@管理人 at 02:31| Comment(0) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月06日

pBONE届く・・・

巷で話題沸騰という感じで、これを見た誰もが「本当にちゃんと演奏できるの??」と驚く、プラスチックで出来た「pBONE」の赤と青が都響の練習場に届きました。とりあえず即席な感じではありますが、GRD IIIで動画を撮ってみたのでアップします。



順平さんの音域はさすがにあれですが、なかなか吹いていて楽しそうです。僕は黄色を注文したので、まだ入荷しておらず、一人撮影しながらトホホな感じではありました。黄色が入手できればみんなでパーツを交換してカラフルなpBONEカルテットになる予定(^^;)

下は小田桐さんと井口さんがオケの中で構えた図。もちろんチューニング前ですよ。
R0015703.JPG


最後に恒例の記念写真を
R0015696.JPG

この日はTMTQの練習のあとモーツァルトのレクイエムとブルックナーのテ・デウムの練習なのでした。。僕は降り番なのでお先に失礼。トロンボーンにとってはかなりハードな演奏会になるようです。



◆お知らせ◆

ティータイムコンサート《トロンボーン四重奏》

2011年10月18日(火)13時開演(12時30分開場)
会場:東京文化会館 入場無料

出演
 トロンボーン:小田桐寛之
 トロンボーン:古賀慎治
 トロンボーン:井口有里
 バス・トロンボーン:井上順平

《3大B+もう1人のB》
リチャーズ:「トロンボーンのための組曲」より
ブラームス:一輪のバラが咲いて
J.S.バッハ:フーガ ト短調
ベートーヴェン:3つのコラール
ブルックナー:グラデュアーレ「この場所をつくりたもうたのは神である」
ルイス:3つのジャズ風小品 第1集

都響の公式サイトはこちら

入場無料、途中入退場可、ベビーカーももちろんOKの気軽なコンサートです。毎回ご好評をいただいているので、座ってお聴きになりたい方はお早めにお越しください。よろしくおねがいします。


pBONEは・・・たぶん間に合わないと思われ、、、
posted by こが@管理人 at 00:17| Comment(7) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月07日

デュオたましみず

8月5日19:00〜紀尾井ホールで開かれたリンツブルックナー管首席の清水真弓さんと、佼成ウインドオーケストラの玉木 優さんのデュオ・デビュー・リサイタルに行ってきた。ピアノはベルリン芸術大コレペティトワの沢野智子さん。

3人とも国際的に活躍されている今もっとも注目のプレーヤー達なので、客席はプロのトロンボーン吹きも多かった。

僕が注目していたのは、二人のトロンボーンが、どんな感じで融合するんだろうというところ。演奏が素晴らしいだろうなと言うことは、あらかじめ分かっていた感もあるので、注目していたのは、同じ日本人ながら生い立ちの違いやお二人の勉強された文化の違いみたいなところがどう出てくるのか。

女性←→男性、ドイツ流←→アメリカ流、関東のお生まれ←→関西のお生まれなどなど。あらかじめ自分が知っていたお二人の育ちの違いは、結局演奏会が終わってみれば、たいしたことではなかった。歌心に溢れた演奏会。

サウンドや細かなスタイルの違いはもちろん感じるけど、彼らの演奏の説得力の前にはそれらは意味を持たない。

M.ハイドンのアルトトロンボーン同士の良い意味でスリリングな演奏とか、アンコールの最後で演奏された“A Song for Japan”もじんわりと来る名演でよかった。

これから先、間違いなくクラシック・トロンボーンの世界を引っ張っていく二人のデュオ。ピアノの沢野さんも、各作曲家に対する深いリスペクトの感じられる素晴らしい演奏。デュオと言うよりトリオと名乗っても良いんじゃないかと思った。。。また次の機会が楽しみ。心からおめでとうと言いたいです。

posted by こが@管理人 at 02:07| Comment(0) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月25日

東日本大震災チャリティーコンサートVol.1 presented by O/C'S Trombone Quartet

O/C'S Trombone Quartetのブログはこちら


昨日は午前中にマンションの理事会に出て、昼から石神井公園へ。日芸卒業したての教え子4人がチャリティコンサートを開くと言うので行ってきました。(ちょいと遅刻、それと事前の告知が出来なくてスマン)

実は女川町から八巻さんがいらっしゃることはわかっていたんだけど、普通のチャリティコンサートなんだろうなと勝手に思い込んでいました。仮にそれでも実行に移すのはなかなか大変な事で、集客までしっかりやるとなると、かなりのエネルギーを必要とするだろう。

しかし昨日のチャリティコンサートは、その話の原点が、演劇学科の学生通じて被災地女川の保福寺ご住職、八巻英成さんという方に繋がり、その方を通じてカルテットのメンバーにわき起こったパッションのようなものがあって、またメンバーの一人の実家が依然として被災地のままということで、とにかく特別なコンサートでした。

ご住職のお話、実は30歳とまだお若くて非常にユニークな方とお見受けしたんだけど、最高で200人以上の被災者の人々を一時的にお寺に受け入れてお世話されていたそうで、本当に大変な経験をされたはずなのに、努めて普通に、重くならないように、内容的には控えめに話されていたのが印象的でした。

それでも言葉の端々からは何も変わらない、変えられない現状の厳しさが伝わってきます。同情するのではなく、僕たちは出来る範囲で協力すること。そして、なんとなくこちらでは大震災すでに復興中みたいなイメージというか、雰囲気になりつつあるのを感じるんだけど、それは大きな間違いで、現地では人々の個々の力には限界があり、あとは政府とか自治体の力が必要だと。。。

僕たちに出来ることは、とにかく今の気持ちを風化させないで、みんなと共有し継続して行くことが大事だと言うことを痛感しました。

打ち上げにも参加しましたが、演劇、ジャーナリスト、雑誌編集者の方々もいらっしゃって、びっくり。事の重大さをそこでやっと認識しました(^^;)。次回以降どうするかという話にも花が咲いて、イヤ有意義なコンサートでした。次回も期待してますよ。
posted by こが@管理人 at 02:01| Comment(8) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月15日

日独注目プレーヤーの共演

7月14日の夜、ご存じ新大久保楽器店ダクの地下、スペースDoで開かれたスペシャルドリームコンサートの話。

出演はイェスパー・ブスク・ソレンセンさん、トーマス・ライエンデッカーさんのベルリンフィルのお二人と、リンツ・ブルックナー管首席の清水真弓さんとN響の黒金寛行君の合計4名の方々とピアノの城綾乃さん。ソロ、トリオ、カルテットが演奏された。黒金君はカルテットのみの参加、ライエンデッカーさんはテナーとバスの持ち替え。

メンバーがメンバーなだけに、リハーサルのスケジュール合わせが大変だったろうなぁと思って聴きに行ったんだけどさにあらず。音楽の楽しみに満ちあふれた至福の時間になりました。本当に皆さん素晴らしい。

サウンドやスタイルの統一感はホントさすがのひとこと。特にピアノからピアニシモあたりのサウンドクオリティが素晴らしい。

清水さんがスピーチで触れられていたけど、ドイツのオーケストラでのドイツ管というものの位置付けが、近年いろいろと多様化して来たそうで、今日使われたクロマトは、その中ではよりアメリカナイズされた楽器。伝統的なドイツ管のイメージからすればボアのサイズも違うし、ドイツ管として聴いた場合少々違和感があるかもしれない。そういう意味では、ベルリンフィルのトロンボーンセクションのサウンドも、カラヤン / ドムスの時代からすると、随分と変貌したなと思う。ちなみに僕はどちらも好きだけど。

大学出たての頃、まだまだ各国それぞれ独特の演奏スタイルが色濃く残っていた頃、インターナショナルなスタイルを探し求めてコンクールを受けたり、レッスンを受けたりしたものだけど、今は本当の意味で国境というものを感じなくなってきた。

まあしかし、スタイル云々も大事だけど、昨晩のコンサートはとにかく4人のプレーヤー一人一人が音楽を楽しみながら演奏されていたのが印象的。あれは相当実力がなければ出来ない演奏だと思った。

最後に、こんな素晴らしい企画を立てて実行してくれたDACの佐藤さんはじめDACの皆さん、本当にありがとうございました。
posted by こが@管理人 at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月05日

今度こそマウスピース放浪の旅の終わり(^^;)

いや、また替えるかもしれないけど今は十分テストしてもうこれで終了という気分。

R0015115.JPG写真を載せたので詳しい人はおわかりだと思いますが、グレイゴのアレッシモデルに例のピンクゴールドメッキをかけてもらいました。型番は7A。これとストークのNY 6 1/2ALを用途によって使い分けるか、ほぼグレイゴになるのか、そんな感じです。

今回は様々な場面でテストすることが出来て、納得の決定。もうぶれる事がないようにしたいなと思います。テストは、ソロの本番、トロンボーンカルテットの本番、金管五重奏の本番、オケではブラームスの2番以降、すべて前向きな感触が得られました。

不安な要素や不満なところももちろんありますが、あとは自分で何とかしないといけないでしょう。

マウスピースを比べると言うことは、まあ趣味の段階だと楽しくもあったのですが、これが仕事や生活に直結、、、、いやそんなことを考えるのはやめよう(笑)。

メインで使うマウスピースを替えることによって失う面と新たに手に入れる面と有ると思います。失うことは練習して補うと言うこと。トロンボーンを吹くことが前より楽しく感じられる事が何より嬉しい。

それから、毎度おなじみの注意書きですが、このモデルが誰にでもフィットするわけではない(現に売れ線はもっと大きいモデルだそう)ので、ご覧の方でマウスピースに悩みを持つ人は、まずは自分なりに試行錯誤を。出来れば実際に試奏して誰かに聴いてもらって判断してくださいまし。

posted by こが@管理人 at 12:24| Comment(2) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月19日

Joseph Alessi Trombone Recital

出遅れてしまいましたがジョセフ・アレッシさんのトロンボーンリサイタルを聴いてきたお話し。個人的な感想のメモ。

会場の東京文化会館小ホールは、当然ながらプロアマ問わずトロンボーン関係者で埋まっていた感じ。受付後方のトロンボーンお預かりのところが凄いことになってました。

お陰で普段なかなかお会い出来ない方々とか、以前に受験生としてレッスンさせてもらっていた子とか、短い時間でしたがいろいろお話し出来て良かったです。

肝心のアレッシさんの演奏。まずそのクオリティの高さに舌を巻く。さすがの世界の巨人も4日連続の移動とリサイタルの最終日、さぞかし疲労の度合いも高かったものと推察しましたが、全く動じることもなく堂々とした演奏の数々。

僕はミスがなくて完璧だったと言う事のみを論じるのは、大変失礼だと思うのですが、とにかく初めからアンコールの最後の一音まで、素晴らしいサウンドとクオリティが、悪条件の中でも余裕を持って最後まで保たれていた事に、彼のナンバーワンとしてのプライドを感じました。ホント疲労もピークだったと思いますが、最高峰のプロフェッショナルのプライドを見せて貰った気がします。個人的にはいろいろと勉強させていただいた事も多く、また以前直接演奏を聴いた時と明らかな奏法上の変化を感じたけど、実はちょっとだけホッとしたり。やはり年齢的な事なのか?

今回のピアノ伴奏もベッケさんの時と同じく長尾洋史君で、自分の同級生が世界の両巨頭の伴奏を堂々と務めている様は、見ていて誇らしい。素晴らしいサポートだった。今回もプログラムの前半と後半でそれぞれ1回ずつ長尾君のソロが挟まれた。ベッケさんのリサイタル時と違って良い意味で余裕が感じられた。それは聴き手の僕の方の心理状態が違ったのかも知れないけど、でも集中度の高い素晴らしい演奏だった。イヤさすが。
posted by こが@管理人 at 08:51| Comment(0) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

TMTQ@耕心館

新年に入ってやっと二度目の更新、すっかり遅くなってしまいました。たまったネタもあるので、これからぼちぼち書いていこうかなと思います。

1月15日(土)は、東京都の西部、瑞穂町にある耕心館という古くて蔵のある民家風のとても趣のある施設でのTMTQ(東京メトロポリタントロンボーンカルテット)のサロンコンサートでした。

久々のトロンボーンカルテットでのフルサイズのコンサートと言うこともあって、練習も結構やりましたが、個人的には正月休みで帰省したことや、ここには書けないドジをやらかしてしまったりで、かなり不安な前日通し稽古でした。

しかも当日は午前中から定期の練習が「早く終わらんかなぁ」という甘い考えはどこかへ吹っ飛ぶほどミッチリ。お陰で耕心館へ到着したのは本番前1時間と少し。まあ開き直るしかなかったのですが、それが良かったのか、リラックスして演奏出来ました。

耕心館はJR八高線箱根ヶ崎と言う駅からも少々遠くてお客さん来てくれるか心配でしたが、70名のキャパ一杯、満席のお客さまで、気持ちよいテンション、アットホームな雰囲気で楽しいコンサートになりました。ありがとうございました。

しかし11月のレコーディングでも思ったんだけど、順平さんのバストロは順平さんがしゃべっているみたいだなと。順平さんという人間そのものと言ったらよいのか。僕もいつの日かあんなトロンボーンが吹きたいと思う今日この頃。

最後に、遠くて寒い中遠くはなんと島根県や宮崎県からも来ていただいたお客さま、耕心館の館長さん(なんとご出身が僕の父の実家と近所だそう)、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
posted by こが@管理人 at 01:10| Comment(4) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月28日

マウスピースの放浪と復活篇の続編(^^;)

12月15日の記事の続き。

ドルチェ楽器さんから情報をもらったのでご報告。

僕のマウスピースにかけてもらったのは、ピンクゴールドかどうかは曖昧なんだけど、オリジナルと言うことなので配合は公表できないと言うことなのかな。ご興味のある方は直接お店までお問い合わせくださいね。

で、今回かけたメッキは金メッキに銅が20%ほど含まれると言うことのようです。金メッキより明るい色になりますね。説明としては「金メッキよりも音に粘り、艶が感じられる」そうです。

僕自身の感想も概ね同感。特にアライアンスのマウスピースにかけてもらったのが狙い通り上手くいったので、今回の思い切ったメッキがけとなりました。僕自身は満足してます。あとは自分の努力次第と言う感じになりました(笑)

マウスピースも楽器も、迷い出すと本当にゴールが見えなくなるし、僕の場合どうしても自分の努力不足を楽器やマウスピースのせいにしたくなるので、本当は早く切り上げたかったのでした。何しろお気に入りのマウスピースは1本しかないので、失敗したらどうしようって感じでしたからね。

ご覧の皆さんで、いろいろとカスタマイズされる場合は、後戻りできない事が多いので、事前に良く考えてご自分の判断でお試し下さいね。よろしくお願いします。

posted by こが@管理人 at 13:38| Comment(0) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月19日

ブラニミール・スローカー アルトトロンボーン公開マスタークラス

R0014526.JPG12月16日に新大久保のスペースDoでスローカーさんの珍しいアルトトロンボーンのマスタークラスを聴講してきた。私的なメモとして書きます。受講生は河端伸幸さんと藤原功次郎君。

スローカーさんと言えば、世界的なトロンボーンプレーヤーとして有名だけど、またアルトトロンボーンの名手としても有名。僕が大学を卒業する頃に初めて実演に接し、ことアルトトロンボーンはこういう風に吹くのかと、ショックを受けた記憶あり。スローカーさんの演奏が日本のトロンボーンプレーヤーに与えた影響は計り知れないと思う。

マスタークラス当日スローカーさんが言われたことで、メモしておきたいこと、気づいたことを以下に列挙。

はじめにスローカーさんと受講生2人でウォームアップセッション。氏のアルトトロンボーンのためのエチュードに沿った形と思われる。強制振動を使ったロウトーンの練習から徐々にハイトーンへ。スローカーさんの音、演奏は64歳になられたという今も何も変わることなく、つややかでなめらかで力強かった。

アーティキュレーションについてと、トリルや装飾音についてかなり突っ込んだレクチャー。自分も教師としては日頃危機感を持っているのだけど、特にアーティキュレーションを明確に演奏することの重要性を再び痛感。相変わらず日本人のプレーヤーに最も欠けている部分だと思う。特にアルトトロンボーンの主要なレパートリー、アルブレヒツベルガーやヴァーゲンザイルと言った時代のレパートリーにとって重要。トリルも時代による違いやアルトトロンボーンでどう演奏するのが最も音楽的なのか明確に語られた。非常に勉強になった。

アルトトロンボーンに持ち替えると、どうしても萎縮してしまいコンパクトな演奏になりすぎる傾向が強い。より息を使ったテナートロンボーンと同じような豊かなサウンドを目指すべき。

楽器にもよるだろうが実音F=第3ポジションが低くなりすぎる傾向に注意。

アルトトロンボーンはオーケストラで演奏するために習熟しておく必要があるが、オーディションがあるからと言って急に練習するのではなく、早い時期から慣れるべき。

スローカーさんから、マウスピースも何も無いバズィングですべての音域を吹けなければいけないと以前聞いたと思うが、この日もハイFまでは普通に強い音で鳴らしていた。

他にもいろいろあったような気もするけど、概ねこんな感じか。

スローカーさんの情熱溢れる熱いレッスンを目前で見ることが出来て感動した。

最後に、村田厚生さんの実に簡潔で的確な通訳が良かった。説明しすぎない事も大事だと思った。

こんなに貴重な機会を作ってくださったDACさんはじめ関係者の皆さんにお礼申し上げます。ありがとうございました。
posted by こが@管理人 at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月15日

マウスピースの放浪と復活篇(^^;)

こういう時ブログは便利。事は2009年5月24日の記事から始まった、古くなってきたメインのマウスピースをどうしようかという話。1年半以上をかけてようやく最も良い結論に至ったのでご報告。

R0011319.JPG写真は奥からストーク(これは予備のもの)、ベストブラス、アライアンス、アトリエモモ。奥から渡り歩いた順です。サイズ関係は概ねBACH 6 1/2 AL あたり。

そして一番手前が1994年からずっと愛用のストーク。結局これに戻った(笑)。

写真を見ておや?と感じた人もいるかも知れないけど、アライアンスとストークには金メッキとはちょっと色が違うメッキがかけてあります。これはドルチェ楽器のオリジナルメッキ?詳細はドルチェ楽器のサイトに載っていないので良く分からないのですが、ピンクゴールドとか言ってたかな?金と何かの合金らしいですが、あまり不確かなことは書かない方がいいでしょうね。リムとインナーにメッキがかけてあります。気になる方はお店に直接お問い合わせください。

事の始まりはストークの銀メッキのキズが目立って来たので何とか修復できないかと言うところが出発点で、あわよくばストークに替わるものが見つかればいいなと思っていたんだけど・・・・結果は元に戻りました。

渋谷の名医のもとで銀メッキのみかけ直してもらいOKかと思っていたんだけど、限界まで吹いた時に唇が全く反応しなくなるので、何とかそれを回避出来ないかと。反応しなくなった時にたまたま金メッキやピンクゴールド(仮称)のリムのマウスピースに取り替えて演奏すると何とか反応するようになる経験があったので、元に戻せないリスクは承知の上でメインの一本とスペアの一本のメッキをお願いしました。

で、出来てきたのがつい3日前。昨晩のフルシャさんのプリンシパルゲストコンダクター就任披露定期演奏会でドヴォルザークやスメタナ、ヤナーチェクを演奏したけど、なんだか久しぶりにワクワクするほどの自由が得られた感じ。やはりむやみに替えるなということか。

これまでいろいろ試したものはすべて試奏して気に入って購入したもの。しばらく使ってみないと判断出来ないので、こんなに回り道になってしまった。ご覧の皆さんの何か参考になるような情報があればよいのですが。基本的にどのマウスピースも本当に良くできていて、それぞれ違った個性や長所があります。あとは好みとか楽器との相性とか、僕が使っているから良いとか言うことではなく、購入する場合は必ず試奏して判断してください。
posted by こが@管理人 at 07:00| Comment(6) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月11日

「名演奏を聴く会」(日本トロンボーン協会主催)無事終了

一昨日になってしまいましたが、前の記事の続き(笑)。GR PARTY会場を後にして新大久保のDACへ。地下のスペースDoへ降りて行くとすでにセッティング作業が進行中。スペースDoはいろんなコンサートやクリニックなどですでにお馴染み。小振りな会場にもかかわらず天井高が高いので、音楽を聴くにはとても贅沢な空間だと思う。

R0013581.JPG
で、「名演奏を聴く会」。オーディオのプロ大塚さんの熱意で開催されたこの会。当然再生装置にはかなりのコダワリがあります。上の写真の左右のスピーカーセット、下の台はただの台だそうで、横向きに上下2組セットされたマイクロピュア製スピーカーでパワフルに再生。真ん中はサブウーファー。

R0013579.JPG
今やほとんど見かけなくなったレコードプレーヤーはご覧のような超重量級ターンテーブルのベルトドライブ。丁寧に回転数を調整されてました。

R0013580.JPG
アンプはなんと3百ン十万もするらしい超一流のものだそうで、古いマッソン氏のディスクの再生にも正確に対応。1950年代に収録されたマッソン氏のサウンドが目の前に広がりました。

R0013582.JPG
これらは演奏された歴史的名盤たち。

R0013586.JPG
会場はこんな感じで賑わいました。


正直言ってレコードをかけるだけでこんなに楽しい会になるとは全く予想してなかったです。コメントも初めての経験でどんな情報が求められるのか事前には考えつかなかったし。結果的には僕らが常識的に知っていることをきちんと伝えれば良かったのですが。早川さん西田さん、そして大塚さんのコメントが曲を聴く上で興味を倍増させてくれて面白かったです。

レコードをこんなに楽しく聴けたのは、思えば一関のジャズ喫茶ベイシーのオーディオセットのサウンドを体験して以来のものだった。あの時は楽器の大きさや距離、上下関係まで感じられるような素晴らしいサウンドに感激した記憶があったんだけど、今回も各トロンボーンプレイヤー達の個性的なサウンドが、余すところ無く感じられて本当に良い体験でした。もはや自宅ではこのようなサウンドを再生するのは不可能ですしね。ホント貴重でしたよ。

デジタルで記録されたCDの音源も一部活用しましたが、一つ言えるのはデジタルだから圧倒的に音が良いと言うことは決して言えない。圧倒的に便利になったとは言えるけど。(この件に関しては別の記事にまた何か書くかも・・・)


以下当日演奏されたプログラムのうち、プレーヤー達の名前だけでも記しておきます。

FOUR OF A KIND(Joseph Alessi,Mark Lawrence,Scott Hartman,Blair Bollinger)
Gabriel Masson (Piano:Jean Michel Defaye!!)
Quatuor de Trombones de Paris(Gabriel Masson,Marcel Galliegues,Andre Gosset,Rene Allain)
Michel Becquet
Donald Knaub
Victor Batashov
Tutti's Trombones(Frank Rosolino,Joe Haward,Tommy Pederson,Dick Nash,Lloyd Ulyate,Herbie Harper,Gil Falco,Hoyt Bohannon,Ernie Tack,Kenny Shroyer)
Dick Nash
Lloyd Ulyate
Dick Noel
Jiggs Whigham
George Roberts
Jay Jay Johnson
Milt Bernhart
All My Friends Are Trombone Players(Hoyt Bohannon,Lloyd Elliott,Dick Nash,Dick Noel,Tommy Shepard,Tommy Pederson,George Roberts,John Bambridge,Sr.)


ふー(笑)

posted by こが@管理人 at 07:15| Comment(2) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月26日

レミントンを吹く会

8月の中旬、16日から21日にかけて、毎日2時間ずつみんなでレミントンを吹く会というものを開きました。

“レミントン”氏はトロンボーンのウォームアップ、基礎練習のための教本の著者で、昔のアメリカの最も有名な教育者。

シンプルで普遍的な内容を持つものが、長い年月を経ても残っていくわけで、レミントンのエクササイズはまさにそう言うもの。僕は芸大目指して練習していた頃から学生時代、そしてプロとなった今でも充分過ぎるほど活用しています。トロンボーン吹きにとってはまさにバイブルのようなもの。

内容に関しては回を改めて記事にしようかと思いますが、とにかくやって良かったと思いました。

DSCF0627.JPG多い日は11名の参加がありました。当欄をご覧になって連絡を取って来てくれた方もいらっしゃいますし、結局毎回レクチャーや軽くディスカッションしながらと言う感じだったので、僕も非常に勉強になりました。

来年はコップラッシュを吹く会という声もありましたが、、、考えておきます(笑)

(写真は8月17日の参加者達です)
posted by こが@管理人 at 11:08| Comment(3) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

芸大トロンボーンアンサンブル定期を聴く

このところ更新が滞ってしまい、書きたいことがたまってきました。何とかしたいのですが、少しずついってみようかと。。。。

8月21日(土)、川口総合文化センターリリア音楽ホールで開かれた「第22回東京藝術大学トロンボーン科アンサンブル定期演奏会」に行ってきました。メンバーは大学院2名を含む12名。うちバストロンボーンは2名。チケットは売り切れだったようです。


プログラムは

田中裕香 / Swallowtails (12)
D.シュペール / 2つのソナタ (3)
A.ブルックナー(ドムス編) / キリストは従順であられた (4)
J.カステレーデ / 四重奏曲 (4)

E.エワイゼン / グランドキャニオンより3楽章 (8)
C.コリア(鳥越崇裕編) / スペイン (5)
桑田佳祐(今村岳志編) / 真夏の果実 (5)

O.レスピーギ(松本直祐樹編) / ローマの祭り
 (12、ピアノ2、パイプオルガン、打楽器4)

※(編成人数)



田中さんの作曲作品でオープニングの後、基本的な小編成に始まり大編成の圧倒的な音響で終わるという感じでした。今は作曲までやっちゃうんですね、すごいなぁ。オープニングにふさわしい響きだったと思います。個人的には小編成をもっときっちり出来たらなぁとは思いましたが、もちろん大きな編成の後に吹くトリオやカルテットはプレッシャーがかかるものです。

自分たちで編曲した作品も個性的でなかなか良かったのですが、やはり最後の松本直祐樹君編曲「ローマの祭」は難易度も相当高く、このアンサンブルの限界まで能力を引き出されていると感じました。松本君によると、今回も演奏者一人一人を知った上でのいわゆるアテ書きだそうで、ただキツイだけではなく特徴的なフレーズがいろんなプレーヤーに振り分けられていて、やはり会場で直に見て楽しめる感じがしました。当然一人一人に合わせて限界を試されているようなものなので、おそらく楽なパートは存在しない(笑)と思います。気分的にはオケの演奏を聴いた後のようでしたよ。演奏者、編曲者、あ、もちろんレスピーギにもブラヴォーと言いたいと思いました。

しかし、あれだけ吹きまくった後のアンコール、、、いったいどれだけスタミナがあるのか。次回の演奏会も楽しみにしたいと思います。関係者の皆さまお疲れさまでした。

posted by こが@管理人 at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月19日

トロンボーンな話とか・・・

このところあれこれ書こうと思っていたんだけど、なかなか筆(キーボード)が進まずの状態だったので、思いついたことを簡単にいくつか記しておきたい。


再びマウスピースをテスト中。今回は前回スムーズに移行できたベストブラスの場合と違って、少々違和感も伴う感じだし、慣れも必要で状況も違うので、メーカーや型番はとりあえず内緒。都響のセクションでは好評。いずれ結果が出たらご報告しようかと。。。


それから、昨年夏頃“ウルトラブレス講習会”みたいなことをやりましたが、今年は8月の半ばくらいに、みんなで毎日レミントンをひたすら吹く会(仮称)みたいなことをユルク考え中。会場の都合もあり、一般の方々の参加を受け入れられるかどうか、今現在可能性は半々と言ったところなんですが。詳細後日お知らせします。


先の話ですが、10月にトロンボーン協会のイベントで、演奏ではないのですがトークで出演予定。たぶんトロンボーンの名曲を聴く会みたいな感じ。これも詳細は後日。どうしてもお聴かせしたいカセットテープが3度の引っ越しの間に紛失か。困ったな。



トロンボーンの話じゃないけど、、、

パソコンに外付けで接続するハードディスクドライブなんですが、ちょっと知らない間にものすごいことになってました。1テラバイトとか2テラバイトとか、よく分からないくらい大容量のものが、1万円とか2万円台で売ってますね。

例えば2テラバイトっていうのは(間違っていたら指摘してください^^)1ギガバイトの2000倍??要するに2000ギガバイトって事でしょうか。

とすると、音楽CD1枚あたり800メガバイト(=0.8GB)として計算するとなんと2,500枚が無圧縮でまるまる収納出来るんですよね。

今はCDをiTunesで圧縮して取り込んで膨大なライブラリと化しているんですが、将来を見越すと無圧縮に移行してもいいのかなと思ったり。音質的に劣るmp3とかに圧縮するのは、メモリーオーディオで聴くためだったり、また限られたハードディスクに音楽をなるべくいっぱいため込んで管理を容易にするためだったと思うんだけど、メモリやHDDの容量がこれだけ大きく、またデータ転送の速度もどんどん上がる状況だし。。。


音楽を演奏してCDというパッケージにして送り出す立場から言うと、是非圧縮しないでそのまま聴いて欲しいというのが本音。率先して無圧縮に移行するか。

作業としてはまたまた膨大な手間と時間がかかるので、これもユルク考え中ですが。

将来的にiPod classicとか今の120GBから1.2テラバイトとか大容量化しないのかな。大容量化するなら無圧縮化は決定的ですけどね。今は新たに購入した音源をいったん無圧縮でiPodに入れて、何回か聴いたら圧縮し直すってことをやってます。やはりCDクオリティをそのまま聴くのが圧倒的に音の情報量が多くて、ニュアンスも豊富なんですけどね。

posted by こが@管理人 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月08日

「吉川武典トロンボーンリサイタル」

7月7日浜離宮朝日ホールでの演奏会。

素晴らしい演奏会でした。僕は少々遅れてしまい、前半最後の「カラーズ」から聴かせてもらう。特にピアノ方向のダイナミクスをとても丁寧に演奏しているのが印象的。最後まで終始安定したコントロール。素晴らしい。

ピアノの三輪 郁さんも色彩豊かな素晴らしい演奏。後半ソロでドビュッシーの“喜びの島”を演奏されたんだけど、“のだめ”を連想してしまったのは僕だけか?(失礼)

高嶋圭子さんの新作、トロンボーンとピアノのためのソナタ「風花賛礼」は4楽章からなるトロンボーン作品としては大作。トロンボーンの特徴を良く押さえた、哀愁を帯びたような感じ?の高嶋さんの作品とわかる素敵なメロディが印象的。これからもスタンダードな作品として残りそうな予感。楽譜さえ準備が整えば多くの人に愛される曲になるのではと思う。

吉川君は、学生時代からの古いおつきあいになりますが、演奏スタイルは今もずっと変わらず、更にその後のプロの演奏家として積み重ねた経験が上乗せされたような演奏。

会場には吉川君のお師匠さん伊藤清先生はじめ、ジパングの面々やプロの演奏家多数、音大生などトロンボーン持った人も多かった。久々に会う人も多くて、もっといろんな方と話がしたかった。遅刻していくようじゃ無理だけど(笑)

_____


いろんな方に当欄を見て頂いているようで、恐縮するやらお恥ずかしいやら。ちょっと自重しないとな〜。





と言いながらも最後に今日の謎の一言

「え゛〜っ!!ダミーっすか?(泣)」
(わかる人にしかわからない話です、スミマセン)
posted by こが@管理人 at 08:44| Comment(2) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月25日

加藤直明君トロンボーンリサイタル

5月24日は、フリーランスのトロンボーン奏者で、BUZZ FIVE(金管五重奏)のメンバーとして、また日本トロンボーン協会の常任理事としてご活躍中の、加藤直明君のリサイタルが上野の東京文化会館小ホールで開かれたので、お邪魔して来ました。ピアノは城 綾乃さん、それとL.モーツァルトはアンサンブル東風と共演。プログラムは以下の通り。


F.マルタン:バラード(Tb & Pf)

A.ヨルゲンセン:ロマンス(Tb & Pf)

C.ドビュッシー:前奏曲第1集より“ミンストレル”(Pf.Solo)

I.R.E.ゴトコフスキー:トロンボーン協奏曲(Tb & Pf)

(休憩)

L.モーツァルト:アルトトロンボーン協奏曲(Tb & KOCHI)

F.ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調 op.31(Pf.Solo)

松下 功:風の宴U(委嘱初演)(Tb Alone)

B.ゴルソン(金澤恵之編曲):アイ・リメンバー・クリフォード(Tb & Pf)

E.イウェイゼン:《ソナタ》トロンボーンとピアノのための(Tb & Pf)


(アンコール)
Arthur Pryor: Thoughts of Love(Tb & Pf)


※(以下、全く僕個人的な感想であって、専門家として雑誌に投稿するような聴き方はしていないので、その辺はご容赦ください)

途中のMCで、彼自身の人間を含めてみてくれと言うような話もあり、まさに加藤君のお人柄を感じさせる素晴らしいコンサート。彼の演奏は性格そのもので、どこにも逃げたようなところのない、真っ直ぐに音楽に向かった、ストレートそのもの。いや、非常に良かったです。分量的には特盛り級でした。

城さんのピアノも、いつものように表情豊かにサポート。2曲のソロも良かったです。ベッケさんのリサイタルの時に弾いていた長尾君の時も感じましたが、トロンボーンのリサイタルで、ソロも弾かなければならないという役回りは大変だったと思いますが、聴いている方からすると普通に聞こえてしまうのはもはや偏見(笑)でしょうかね。城さん、ホント心強いパートナーさんです。

で、ホントどの曲も良かったのですが、超個人的好みによる独断的印象ですが、L.モーツァルトのアルトトロンボーン協奏曲。これを実演で聴くのも久しぶりだけど、弦楽5部とオーボエ、チェンバロを加えたアンサンブル東風の皆さんの七重奏を指揮しながらの演奏。いわゆる吹き振りでしたが、アルトの音色とバックの室内楽が合っていて、非常に良かったですね。

それから、スタンダードナンバーからアイ・リメンバー・クリフォードは、1曲丸ごとハーマン(ハーモン)ミュートを付けたまま演奏されました。これが、また東京文化小ホールのクールな響きと実に良くマッチしていて、アタック効かせ気味の演奏もまた効果的でした。新鮮な驚きでした。

全編通じて特にピアニシモのコントロールが素晴らしく、美しい響きしてました。自分的にはリップ・フレキシビリティの重要性を痛感。僕も精進しなければと思いました。

しかし、20分ほどもかかる大曲イウェイゼンのソナタが始まったのが20時50分過ぎだったかな(笑)。やはりスタミナも重要です。これだけの曲目を、いろんなアイデアを詰め込んで準備するのはさぞ大変だったと思われます。素晴らしいコンサートをありがとうございました。
posted by こが@管理人 at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月17日

倉田君のCDとウィーンフィル来日公演でキューブルベック氏のトマジ決定ほか

前の記事を書いていて思いついた事を集めておきます。

まずKSTで一緒に演奏した倉田君ですが、現在神奈川フィルの首席で、実はテノール歌手としても活躍されています。ひょっとするとトロンボーンとテノール歌手の一人二役は世界でただ一人??どの位本格的かはコチラをどうぞ。



で、彼のオフィシャルブログがコチラ

kurarta_speranza.jpgトロンボーンとテノールによるアルバム「SPERANZA」をリリースされています。購入は彼のブログから、また下のリンク先から可能です。

DAC@楽天市場

まあしかし噂には聞いていましたが、すごい才能の持ち主ですね。専門家の先生のもとでレッスンを受けて、日々研究と努力を積み重ねているのは言うまでもありません。近々CD発売記念コンサートも予定されています。CD「SPERANZA」は、オーケストラ伴奏によるゴージャスな内容で、オケメンバーは神奈川フィルで日頃一緒に演奏しているお仲間が主体。本当に倉田君が信頼されて、まわりから暖かくサポートされている雰囲気が伝わって来ます。素敵なアルバムです。




それから、こちらは倉田君から教えてもらった動画ですが、


もう形容のしようがないほどすごいんですけど。。。

一人でトランペット3本同時に演奏されてます。。。。

Gunhild Carlingさん、来日公演してくれないかなと、切に願っております。


しかし、楽器や演奏手段が変わろうとも、これだけ自由自在に音楽表現が出来るということは、どういう事なんでしょうかね。単に才能があるということで片づけられるのか、それとも多言語を話すような、何らかの特別な方法みたいなものがあるのか。

片や一つの楽器しか演奏できない僕のような人間もいるわけだけど、意識の持ちようで、今からでももっと可能性は広がるのでしょうか。とすると、若い段階でいろんな楽器や歌唱を経験した方が、より才能が大きく開花する可能性があるのでしょうか。一つの楽器に早い段階で特化するのは考え物なのか。あれこれ興味は尽きないです。

___________________


それから、ウィーンフィル繋がりですが、公式発表されたので紹介したいと思いますが、今年11月のウィーンフィル来日公演で、首席のキューブルベックさんのトマジのコンチェルトが演奏される事になったそうです。

サントリーホールのページ

WEBチケットぴあでの発売は、

メンバーズ会員先行 2010年6月18日(金)10時〜6月20日(日)
WEB先行 2010年6月25日(金)10時〜6月27日(日)
一般発売 2010年7月11日(日)

とのことです。

こちらも楽しみですね。(しかし相変わらず高いなぁ)チケット取るのはまたまた大変なんでしょうか。発売日は要チェックですね。

posted by こが@管理人 at 01:55| Comment(4) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月13日

東京音楽コンクール予選

今年は東京音楽コンクールの金管楽器部門が開催されます。
http://www.t-bunka.jp/onkon/onkon.html

(公式HPより引用)
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館、読売新聞社、花王株式会社、東京都の四者が主催し、芸術家としての自立を目指す可能性に富んだ新人音楽家を発掘し、育成・支援を行うことを目的としてこのコンクールを実施いたします。(引用ここまで)


ということで、一次審査はMD、CDによる非公開の審査、もう今はテープ審査なんて言わないんですね(笑)。このところ締め切りが近いので、レッスンしたり、応募用紙の推薦人のサインを書いたり、録音に立ち会ったり、また録音後のテイクを選ぶアドバイスとか、、、ダヴィッドばかり聴いております。

録音もデジタルのレコーダーでSDカードに録ってCDに焼くというのが主流なんでしょうか。昨日は日芸のH君から5本のテイクをmp3ファイルでメールに添付で送ってもらい、先ほど聴き終わりました。

録音での審査は受ける側の負担が一気に増えますね。

二次審査は珍しくアルトトロンボーンでのアルブレヒツベルガー作曲のコンチェルトが課題曲なので、とても楽しみなのですが、とにかく受ける皆さんは一次突破を目指して頑張ってください。



昨日は紀尾井シンフォニエッタでシューベルトのグレイトの練習のあと、巨人対西武戦のチケットをいただいたので東京ドームへ。セ・パ交流戦の初戦ということもあり盛り上がりました。岸投手の素晴らしいピッチングに感動。
posted by こが@管理人 at 07:09| Comment(0) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月05日

久々にアルトトロンボーンを購入

アルトトロンボーンは長年メインでCONN 36H(ローズブラスベル仕様)を愛用してきて、都響に移ってからは、オケでは主にフレッツィナーを使っている。

学生の頃は旧東ドイツ製のホルスト・フォークトの、ベル、ボアともに小さめのソリストモデルをバンブーラ先生直々の選定品ということで愛用していたんだけど、プロオケに入ってからは、少々サウンド的に厳しかったので、CONNやフレッツィナーのベルやボアの大きめのモデルを愛用している。考えてみればアルトは今回で4代目。フレッツィナーは今後も併用の予定。

今回購入したのはヤマハのカスタムYSL-871の特別仕様。アマチュアの方々からは、なんだやっぱり特注品かと思われるかもしれないけど、そこはプロとしてのこだわりもあるので、市販の仕様から一ひねりさせていただきました。もちろん元のモデルの良さゆえに使ってみたくなったのです。

いろいろと試させてもらって、最終的な変更点はスライド外管を洋白からイエローブラスに替えてもらったこと(実はYSL-872のものかもしれないですが^^)。驚くほどすんなり決まりました。迷いは無いです。

シンプルな管体からくる反応の良さや軽さとか、イエローブラスの明るいサウンドや鳴りっぷりの良さが気持ちよいです。サウンドはほぼ抱いていたイメージ通り。おそらくですけど、7月4日のいわき市での第九と、7月11日の下野さんの指揮でのシューマンの「ライン」でのデビューとなります。今から楽しみです。準備は入念にしておきます(笑)

posted by こが@管理人 at 08:00| Comment(2) | TrackBack(0) | トロンボーン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする